ある愛のうた。5
ここは松葉寮内3階多目的室。
多目的室。娯楽室ともいう。テレビ・新聞や給湯器、アイロン、ミシン(?)、その他生活雑貨が完備。飲食可。
寮生同士の親睦を深めるところです。
「やっぱ体力ッスよv」
「技術力。」
「いや‥‥やはり持久力も必要なんじゃないか?体力だろう。」
「そうですか?力押しは最初だけならまだしも、ワンパターンは致命的でしょう。俺は三上先輩と同じく、技術で勝負ですね。」
「なー、そうだよな、笠井。」
「ねぇ?」
「体力バカにはつきあってらんねーよ。」
「酷。その技術を支えるのは基礎体力でしょ?!」
「まぁ、心技体全てを備えるのが本当はいいんだろうな。」
「ん〜‥‥ココロと体は有り余ってるんだけどなぁ‥‥。」
「テメェは技術なさすぎだ。」
「‥‥‥‥‥‥。」
「あれ、誠二ってやっぱりそうなんですか。」
「三上は体力がないだろう。」
「ッ!そうですぅッ、先輩いっつもヘバるの早すぎッスよ!?体力つけてくださいよ。」
「‥‥‥‥俺には技術があるからいいんだよ。」
「キャプテンは全部もってそうですよね。」
「ん?そんなことないよ、笠井。」
「‥‥そのわりに自信満々な笑みだな、オイ‥‥。」
「う〜、でも、技術、技術かぁ‥‥。」
「三上先輩が上手いなら問題ないんじゃないですか?実地で教えてるようなものじゃ‥‥」
「コイツに学習能力が備わってりゃあな。‥‥ったく何時までたっても上達しねぇったら。毎回毎回俺ばっかり奉仕しなきゃいけないのは不公平だろ。」
「奉仕‥‥。三上が言うとなんだか淫靡な響きだな。」
「??キャプテン、インビって何ですか?英語?」
「誠二‥‥。」
「辞書をひけ、辞書。この記憶力木っ端微塵アタマ。」
「さっきから酷いッスよセンパイッ!!俺だってちゃんと学習機能くらい装備してますッ!」
「藤代、そこは「装備」ではなく「完備」だぞ。」
「‥‥‥‥。」
「キャプテン、あんまり誠二に突っ込まないで下さい。国語力皆無な誠二がせっかく「装備」なんて難しい言葉を漢字で発音できたんですから。」
「ふむ‥‥正しい単語選択力は大切だが、努力は認めるべきだったな。」
「‥‥‥‥‥‥ともかくッ!!俺だって学習してますッ!」
「「どの辺りを?」」
「例えば、センパイは全体的に左側が弱いところとかッ!左の脇腹舐められるの好きだし左の乳首軽く咬んだらスッゲェ色っぽい声でなくし足のつけ根にあるホクロのトコ吸ったらそれだけでイッっちゃい‥‥ムガッ、」(←三上さん手で口塞ぎ)
「人の性感帯をバラしてんじゃねぇッ!」
「あ、ホントなんだ。へぇ‥‥。」
「そうか、左側か‥‥。」
「其処ッ!不穏なこと考えてんなよッ!」
「嫌だなぁ三上。」(ニコリ)
「そうですよ、別に試してみようなんて思ってませんよ?」(ニコリ)
「おもいっきり試そうと思ってんだろーが!‥‥ァッ、ン、」
「「ん?」」
「‥‥‥‥ってな具合にッ!!!左のてのひら舐められるのも弱いんですよ三上センパイはッ!!学習してるでしょ俺だって!?」
「ちょッ、コラ藤代‥‥ッン、」
「ほらね〜?」
「なるほど。ちゃんと学習能力は(ほんの少しは)備わってたね。」
「本当だな。記憶力は(アリの涙くらいは)あったんだな。」
「マジに、やめろって藤‥‥ヤァッ、あ、」
「解っていただければいいんです。‥‥まぁね、実際学習能力と有り余る体力はあっても技術力が足らないのは本当だし。というわけでェ、これから実地で三上センパイに教えてもらってきま〜すvv‥‥ぃしょっと、」
「あ、お姫さまだっこ。かっこいー、誠二。」
「それも体力の賜物だな。」
「ね、体力も大事ですよねvvではではこれにて藤代誠二、三上亮、退場ッスvv」
「ああ、がんばれよ。技術習得には努力だぞ。」
「おやすみ、2人とも。‥‥て、お休みじゃないよねぇ、あはは。」
「あははは、じゃぁね〜vvあ、言っときますが笠井もキャプテンも三上センパイに手ェ出さないで下さいね〜。」(ニコ)
「「あははははは。」」(ニコ)
「‥‥心・技・体すべて兼ね備えるなんて難しいですよねぇ。」
「ま、「技」は三上で「体」は藤代ということでいいんじゃないのか?バランスがとれていて」
「『割れ鍋に閉じ蓋』ってこういうときも使っていいんですっけ?」
「いいんじゃないのか?」
「心は‥‥。」
「2人とも持ち合わせているだろうさ。」
「ですよね〜。やっぱり心がいちばんですよね。」
「‥‥それにしても、」
「左側かぁ‥‥。」
「‥‥‥‥試すか?」
「はいvv」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥お前ら。」
「ん?どうした辰巳。」
「なんですか、辰巳先輩?」
「‥‥‥‥‥‥藤代が、手を出すなと言ってなかったか?」
「ああ、言っていたな。」
「言ってましたね。」
「‥‥記憶力はあるんだな、」
「勿論ですよ、誠二じゃあるまいし。」
「心外だな、辰巳。」
「‥‥‥‥だったら、」
「「けれど、誰も手を出さないと確約はしていない。」」(ニッコリ)
「じゃ、おやすみなさい辰巳先輩。」
「辰巳、お前も明日が休みだからと夜更かしはよくないぞ。」
「‥‥ああ、明日休みってことは誠二も張り切るはずですよね〜。」
「ま、三上も悪い気はしてないだろう。」
「あ、キャプテン今日泊めてくださいね。」
「ああ、いいぞ。」
「ありがとうございます。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥。」
心・技・体。
アナタはどれを求めますか?
「誰か‥‥ッ、誰かアイツらにっ!羞恥心と道徳心を授けてくれ‥‥ッ!!」
心を求める辰巳良平15歳。
キミの心の平安は程遠い。
終幕
■アトガキ。
辰巳はアイロンがけのために多目的室にいました。(だからどうした)
藤代はヘタでもないですがきっと上手くもないかと。(うわ、)
まぁその辺りは三上さんが愛情でカバー。
愛があれば(大抵のことは)乗り切れます。
‥‥多分。(笑)
ま、姫抱きは体力ないと出来ないです。
藤代には地道に筋トレをして欲しいですね。
キャプと笠井くんが随分不穏?‥‥あははは。(ニッコリ)
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