『「マジックリングに見せかけたカイザーナックル」は「マジックリングも兼ねたカイザーナックル」でいいんじゃないんですかね??』
「‥‥って投書が目安箱に入ってたそうだぜ、翼」
「ふーん」
「いや、ふーんじゃなくて。ていうか俺もマジそのとおりだと思うんだけど。なにも見せかけなくてもいいんじゃね?」
「あれはアクセサリだよ」
「‥‥は?」
「あれはアクセサリ。リング。魔力アップのマジックアイテム、だからマジックリング。ほら、アクセサリだろ」
「‥‥‥‥。いや、だからマジックリングとしての機能があるのはみんな知ってっから。つまり、魔力アップのカイザーナックルなんだろ」
「あれはアクセサリ。聞こえなかった?柾輝。俺は 軍 師 だよ。つまり頭脳労働者なわけ。優雅に輿に乗って軍配なり白羽扇なり持ってりゃいいわけ。何でカイザーナックルが必要なのさ」
「いやお前いつもメチャメチャ使って敵タコ殴りにしてんだろ」
「あれは最前線での敵情視察と戦力分析。‥‥そりゃね?降りかかる火の粉は払うって言うか?目の前にきちゃったモンスターは仕方がなく排除してしまうときもあるけれどね。俺は軍師なわけ。頭脳労働者。後方支援専門。幻水1で言ったらマッシュ先生なわけ。なんでカイザーナックルがいるのさ。マッシュ先生がカイザーナックル持ってたか?持ってないだろ」
「‥‥‥‥‥‥。」
「俺のこの溢れる才能っていうか?ほら俺は魔法士としても一流だからね。くだらないやっかみなんてのも多いし、誤解されやすいからさ。ちょっとした手習い程度の護身術は身につけてるけどね、物騒な世の中だから。まぁだからって、運がそこぬけに悪いプレステゲームじゃ存在自体なかったことにされてるフォワードに「コネで呼ばれたんじゃないのか?」だの(stage.106)存在自体がウザいロン毛フォワードに「かわいいvオレ好み」だの(stage.113)戯言言われたところでいきなり『切り裂き』(風魔法Lv.2・敵全体ダメージ200)っていうのも大人げないし。それくらいなら呪文詠唱よりリバーに一発叩きこめば話は早‥‥あ、いやいや」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」
「まぁともかく。これはカイザーナックルじゃなくてマジックリングだよ。その投書にもそう答えといて」
「‥‥‥‥わかった。」
「じゃ、よろしくね」
「あ、翼さーん」
「ん?ああ、なに、将」
「あのですね、これからちょっと『九州フィールド』に行ってこようと思うんですけど。翼さんも行きませんか?」
「『九州』ね‥‥確かお前、九州のDFに会ってたよな?」
「はい。ええと、『オレは将来バティかラウールを倒す男ぞ』って言ってた、大柄の‥‥」
「へぇ。大口もそこまでたたくといっそ気持ちいいね。どんな大物か早く会ってみたいよ」
「じゃあ翼さんもパーティに組み込んでいいですか?」
「いいよ。このところ近隣のモンスターも弱くなって腕が鈍ってるからな。あと外貨も稼いどきたいし」
「そうですねえ。それに九州はデカイから、なんかこう無駄に闘争心を煽られるんですよねーアハハ。‥‥見上げるのに首痛いの、ムカつきません?」
「アハハ、将は正直者だなあ。嫌いじゃないよそういうの。あ、カルシウム牛乳あるから後で部屋に来なよ。ついでに九州までのルートも決めよう」
「はい!楽しみですね、九州」
「だなー。腕が鳴るよ」
「じゃ、翼さんまたあとで!僕アイテムの整理してきます。あ、お金あるんで翼さん、武器‥‥じゃなくてアクセサリのレベル、あげときます?」
「そうだな‥‥あとで持っていこうかな」
「じゃ、杉原くん(※鍛冶屋)に言っておきますね!黒川くんも、またね」
「‥‥‥‥‥‥。」
「九州ね‥‥。外貨獲得と、交易かな。たしかピザとパスタとプロテインが高値で取引されてた筈だから‥‥あとデカイのブチのめすのと‥‥」
「‥‥‥‥‥‥‥‥翼。」
「‥‥ん?ああ、悪い、なに柾輝」
「お前さ、もしも、もしもお前がマッシュ先生だったとしたらだぜ?シャサラザードで刺されてたか?」
「バカなこと言わないでほしいね。裏拳でアゴか鎖骨砕いて終了だろ」
「‥‥ああ、そう。」
「大体あの程度の殺気わからなくてどうするのさ、軍師が」
「‥‥いや多分それ軍師関係ないと思うぜ」
‥‥うん、これで答えになってますか?(ニコ!)
end.(2007.03.24)
親分目安箱編。
あくまでもアクセサリのマジックリングであって、カイザーナックルには見えるだけ。
たとえ周囲の人間が100人中100人「あれはカイザーナックル‥‥」と思っていても翼さん的にはアクセサリ。
なので、「マジックリングに見せかけたカイザーナックル」なのでした。
正確には「マジックリング(に見せかけたカイザーナックル)」かな(笑)