「ねぇ、一馬。」
「何、英士。」
「一馬はさ、トマト好きだよね?」
「は?」
「トマト。食べたくない?」
「‥‥や‥‥食べたいっつーか、」
「何?トマト嫌い?」
「嫌いじゃないけど、ってそうじゃなくて何?いきなり。」
「なんとなくだよ。嫌いじゃないってことは、好きってことだよね?」
「うー‥‥ん?」
「
トマト好きだよね?
(ニッコリ)。」
「‥‥‥‥はい(と、とりあえず頷いとこ)。」
「そうなんだ、よかった。」←無理やり言わせといてそうなんだもない
「英士ってば、何なんだよ、マジに。」
「ん?いや、今日デザートにトマトのスムージー作ってみたんだ。だから。」
「!!なんだ、そうなんだ!」
「そう。トマト、好きだよね?(ニッコリ)」
「うん!好き。」
「よかった、はいどうぞ。」
「いただきまーす♪」
「美味しい?初めて作ってみたんだけど。」
「すっごいウマイ!英士何でも出来るよな〜。この前作ってたりんごのシャーベットも美味しかったし。」
「そお?じゃ、また今度作ってあげるね。」
「うんッ!」
「トマトってさぁ、美味しいよね。」
「あはは、何いきなり真剣に語ってんだよ、英士ってば。」
「なんていうか、あの赤くてツヤツヤしてるとことか(ちょっと一馬のほっぺたに似てるんだよね‥‥。)スベスベプリプリな外見とか(肌の手入れもしてなさそうなのに。あ、俺はバッチリしてるよ?いつ一馬に触られてもいいように。抜かりなし。)一見甘そうに見えて酸味も苦味も程よくきいててでもやっぱり最終的には甘いところとか(そのへんがいちばん一馬に似てるとおもうんだけど俺的には。)美味しいと思わない?なんかこう、無性に食べたくなるんだよね、俺。(っていうか俺ならソッコー食べちゃうけどね‥‥ってああ違った今はトマトの話なんだった)」←何を食う気だったんですかアンタ‥‥
「なに、英士そんなにトマト好きだったんだ?」
「うん凄く好きなんだ。っていうかむしろ愛してる。」
「そこまで好きなんだー。じゃぁ今度美味いトマトソースのパスタでも食いに行こーぜ。」
「そうだね。」
「そういえば、結人はトマト嫌いなんだよな。」
「ああ‥‥そうだったね。この前なんか『あれは人間の食いモンじゃねぇッ!』とか喚いてたよ。」
「美味しいのになぁ。」
「ねぇ?‥‥‥‥あ、そうだ。一馬。ちょっと思いついたんだけど。」
「??なに、」
「一馬はさぁ、トマト好きだよね。」
「‥‥?うん。」
「今も食べてるし。」
「うん。‥‥英士、もう食べないんならソレくれよ。」←英士のスムージー
「いいよ、はい。いっぱい食べてね?‥‥でもさ、結人はトマト嫌いなんだよね。」
「サンキュ。‥‥そだな、結人、トマトマジ食わねェし。」
「そうだね。ホントに結人、トマト嫌いなんだよね。」
「うん。って、さっきから英士何がいいたいんだよ?」
「ということは、
結人は一馬の事嫌いなのかなぁって思って。
」
「‥‥‥‥ッはぁぁッ?!なんだよそれ?!」
「うん。つまりね。一馬はトマトが好きでしょ?でも結人はトマトが大嫌いなんだ。じゃぁさ、その
嫌いなトマトを食べてる一馬の事も嫌いなんじゃないかなぁ
っておもって。」
「え?え?ちょっと待って、」
「酷いよねぇ一馬のこと嫌いなんて。」
「き、嫌いって、え、」
「俺はトマト大好きだよ?もう愛してるくらいに好きだよ?だからトマトを食べてる一馬はもう
本ッ当マジに愛してるってことになるよね
トマト嫌いな結人とは違って。そうでしょう?」
「‥‥あ、ええ?」
「
そうなんだよ一馬。
ね?それでさらに一馬もトマト好きだからトマトを愛してる
俺のことも当然好きだよね。
」
「英‥‥」
「
ああそうやっぱり好きだよね!!
ありがと一馬!大好きだよ?」
「え‥‥ああ。うん。‥‥?」
「そうか俺のこと好きなんだよね嬉しいよ(ニッコリ)」
「(‥‥よく解んないけどまぁいいか、)そっか、英士が嬉しいならそれでいいよ。」
「うんv」
「ん、でも俺、結人に嫌われてるのかな‥‥?」
「結人がトマト食べてくれたら、きっと大丈夫なのにね。(ニッコリ)」
「‥‥‥‥そっか‥‥。」
なんだかんだと後日の事。
「かーずまーvなんか食って帰ろうぜ!」
「結人。‥‥あ、そうだ。」
「んん?なんか食いたいモンでもあるのか?」
「結人‥‥。モスのモスバーガー食えるか?」
「ええ?!駄目駄目、あれトマトの輪切りがドーンッ!と入ってるじゃんか!!食えねェッつの!!」
「‥‥‥‥‥‥。」
「‥‥?どした、一馬?」
「‥‥‥‥結人、結人は
俺のこと嫌いなんだーッ!!!
」←ダッシュで逃走!
「‥‥‥‥‥‥はぁぁッ??!!」
教訓:くじら構文は重要です。
vol.10 special construction 〜幸福報復くじら構文
end.(11.14/2001)
vol.9の続き。
a whale is no less a mammal than a horse is.
『A is no more B than C is.』あるいは『A is no less B than C is.』
この文型を覚えるのに良く使われる例文。
back
next vol.11