Tulululululu‥‥Pi.
「はいもしもし、郭です。」
『‥‥‥‥。』
「もしもし?どちら様ですか?」
『‥‥英士。』
「あれ。一馬じゃない。黙り込んでるからイタズラ電話かと思ったよ。どうしたの?」
『なんで居るんだよ、』
「‥‥‥‥。何でって、此処俺の家だから。」
『‥‥それもそっか。』
「どうしたの一馬、何かあった?これから行こうか?」
『えッ、い、いや別になんもねーよッ!』
「そう?でも‥‥」
『いいッ!来なくても!!』
「‥‥そう。」
『‥‥‥‥‥‥うん。』
「じゃぁ、なにか話そうか。」
『うん。』
『‥‥あの、な。英士、』
「ん?なに。」
『‥‥‥ゴメンな急に電話して。』
「俺は休日に一馬の声が聴けてラッキーだけど?」
『‥‥‥‥今日さ、オマエ家に居ないと思ってたんだ、』
「え?」
『だ、だって英士、この前から学校の文化祭の準備がどうとかって、俺と結人の約束だってドタキャンするしッ。先週のクラブの練習だって休んだじゃんか!‥‥だから、』
「一馬、」
『だから‥‥』
「俺が家に、居ないと思ってた?」
『‥‥‥‥‥‥。』
「なのに電話くれたんだ。何故?」
『‥‥ッだから、』
「そんなに俺の声が聴きたかった?居ないと思ってももしかしたらって電話するくらい?」
『ッるさいっ!バカ英士ッ!』
「そのうるさい声が聴きたかったんだよね、一馬は。」
『‥‥‥‥ッ、』
「俺に会いたいって思ってくれたんだ、」
『お、思ってなんか、』
「ないことないよね。」
『‥‥バカえーしッ』
「‥‥これから、一馬のとこに行こうか?」
『‥‥‥来なくていい、』
「行かせて?」
『‥‥‥‥‥‥。』
「行くからね。」
『‥‥うん。』
君の声と身体を感じに行くから。
待っててね?
『‥‥‥‥待ってる。』
vol.8 calling(1) 〜きみのこえ1
end.(10.15/2001)
甘いお話が書きたかった。
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