「英士。‥‥悪いけどさぁ(っていうか全然悪いとか思ってないけど)ここはやっぱ、俺だろ?」
「何言ってんのさ。寝言は寝てからいってくれない?‥‥俺に決まってるでしょ。」
「その自信はどこから来るんだっつーの。ホントにそう思ってるんだとしたらもう救いようねーな。」
「結人こそなにを根拠にそんな事言ってるわけ?直感とか言ったら可笑しくってヘソでお茶どころか
キムチでフレーバーティー淹れるよ?
」
「
勝手に作って飲みやがれ。
(笑顔)俺と一馬はコレ飲んでるから。」
「やだな結人ったらそんな楽しみならむしろ
ペナル茶(郭家秘伝)
作ってあげるからさ、それ大人しく飲んでてよ?(笑顔)一馬には
念
の込もったペナル茶(郭家秘伝-200X/ver.2)(レベルアップ)じゃなくて、
愛
の込もったこっちをあげるからさ。」
「‥‥‥‥。あのさ、英士、結人も‥‥。」
「それ以上言うな、一馬。こんな
キムチ
の買ってきたものなんざ飲みたかねぇんだろ?はっきり言っていいんだぜ?」
「‥‥‥‥、」
「何を言ってるんだかこの
ごあごあ頭は。
この俺の綿密且つ精緻な
一馬リサーチ(Disc5/食物嗜好編)
によって導き出された「本日の一馬」の嗜好傾向からいって、当然こっちでしょ。ねぇ一馬?」
「‥‥‥‥、」
「俺の『なっちゃんりんご』!」
「俺の『Qooアップル味』!!」
「「一馬、どっち?!」」
「‥‥‥‥『青森りんご100パーセント果汁』だが‥‥。」
「すみません、渋沢さん。」
「いや、いいさ。美味しいだろう、これ。ウチの‥‥武蔵森のチームメイトの実家が生産してるから、毎年たくさん寮に届くんだよ。」
「美味しいです。わりとさっぱりしてますね。」
「だろう?100パーセントというとどこか苦味が先走るというか、酸味がきつかったりするものだけど、そういうこともないし。炭酸で割っても美味しいぞ。」
「あ、じゃぁ今度サイダー買ってこよ‥‥って、あ、すみませんっ。」
「はは、いいよじゃぁ来週も持ってくるからな。」
「‥‥ありがとうございます。」
「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」」
「お、そろそろ午後練開始だな、行くか。」
「そうですね、‥‥あ、英士も結人も、行こうぜー。」
「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」」
「‥‥。あのさぁ、桜庭。」
「‥‥んだよ、上原。」
「アレってもしかして、ワザとなのかな‥‥?」
「‥‥‥‥。判別付け難いところだけど、仮に天然だとしたら
白過ぎてイタイよな。
」
「アレだな、眩しすぎる太陽見たら眼が痛いのと同じなんだろうな‥‥。」
「俺、ちょっとだけ
ごあごあ頭とキムチ
が憐れになったよ‥‥。」
「ちょっと、お前ら。さっさと集合しろよ午後練に遅れる気?やる気がないならとっとと帰りな。」
「‥‥ッ椎名。いや、あー‥‥悪い。すぐ行く。」
「いや、ちょっとあの二人が、ホラ。」
「あの二人?‥‥ああ、いつもの事だろ、ほらさっさと来る。」
「でも、あの二人、解凍しなくていいのか?固まってるけど。」
「そのうち太陽光で
自然解凍
するよ。っていうかうざったいから僕としてはそのまま
永久凍土の中に埋め込みたい
けど。」
「「‥‥‥‥。」」
「何?埋め込んできてくれるわけ?なら午後練さぼってもいいけど?(笑顔)」
「「‥‥集合します。」」
「よろしい。」
vol.21 loving apple days 〜カクギリリンゴスリリンゴ
end.(06.28/2002)
ペナル茶ってのはアレですよ
テニプリで逆光メガネのあのヒトが開発した凶器ですよ
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