4.元祖!イギや
ナビゲーター:イギリス
ゲスト:フランス、日本
「勘弁してくださいホント勘弁してくださいマジで勘弁してください」
「‥‥‥‥陣痛でもおこしませんかね」
「えーと、今日はイギリスの美味しい食材を探しに国内めぐりをするぞ」
「‥‥あ、それならまだなんとか」
「‥‥そうですね、これなら」
「つーか、この国本当食材だけなら結構イケるんだよ、ベリーとかリュパーブとか」
「魚も美味しいですよね、北方の海で獲れる身の締まった鱈とかニシンとか。近海ならカレイなんかもいいとか。港もありますし」
「そうだな。あと日本の家じゃあまり売られてないようだけど、コックスっつー林檎が本当に美味いんだ」
「ああ、そういえばイギリスさんのところは庭木に林檎を植えてらっしゃる国民の皆さんも多いですよね」
「気温の関係でな、虫が付きにくいんだと」
「なるほど。魚といえば、川魚も豊富ですよね。水も美味しい国ですし」
「そうだな。‥‥いや、本当、食材はいいんだよなぁ‥‥」
「まずはクルジェット」
「ズッキーニか」
「それなら食べたことがあります。以前イタリア君の家にお邪魔したとき頂いたのですが、大変美味しかった覚えが」
「あー、ざっと茹でてからオリーブオイルをかけただけでじゅうぶん美味いよな。そうだなぁ、お兄さんのお奨めレシピは肉詰めかなー。中をくり抜いてから3分くらいサッと茹でて、薄荷やタイムなんかを大量にいれた牛肉のフィリング作って、中に詰めたらオリーブオイルとパルメジャーノかけて15分ほどグリルで完成だ。」
「わあ、すごく美味しそうですね」
「もちろん美味しいぜ〜。ホクホクしててな、熱くても冷やしてもいい。なんならこれから作っても‥‥」
「これは、茹でるんだ」
「そうそう茹でるんだよ、先ずはサッと」
「そうだな、1時間くらい。」
「茹でるな!」
「茹ですぎだボケーッ!!何で茹でるんだよ何だってそんな茹でるんだよー?!サッとだろ?!そんなのサクサク感もホクホク感も風味という風味が微塵もなくなるだろーが!!ていうかそれ単なる茹で上がった繊維だよな?!クタクタな繊維質だよな!!そのまま漉いて和紙でも作るっつーのか、ああ!?」
※撮影中断
「大丈夫ですかフランスさん」
「‥‥あ、あまりのことに熱くなり過ぎたわ‥‥」
「まあ、郷に入ってはなんとならですし、私達が食べなければならないのじゃないならもういいじゃないですか‥‥」
「次は、サバだ」
「魚か」
「ああ、鯖ですか‥‥。いいですねえ、鯖とサンマとアジは故郷の味と申しますか、中でもサバの味噌煮などは定番家庭料理ですね。サバの味噌煮とご飯、これだけで私は毎日幸せに過ごせる自信がありますよ」
「味噌!うちの家でもミソを使うシェフが増えてきてるな、そういえば。この前日本の家でウチの若い連中向けのワークショップ開いてくれたよな。評判良かったみたいだぜ、あれ」
「ありがとうございます。我が国が誇る万能調味料ですから。‥‥サバはアシが早いですから酢で締めたり味噌煮にしたりが多いですけど、私がお奨めするのはなんといっても釣りたて新鮮な刺身ですね!塩焼きもいいですけど、やはり刺身がイチオシです。鯖本来の旨味がその身にぎゅーっと凝縮されていてですねー、‥‥」
「これも、茹でる。2時間くらい」
「茹でるな!」
「何で茹でるんですか何で茹でるんですかあああしかも2時間!!鯖でしょ?!湯通しならまだしも茹でるってなんですか?!お湯でぐらぐらぐらぐら茹でてどうすんですかっていうかああああもうその湯捨てて本気でどうするんですか?!それ出汁っていうんじゃないんですか旨味のぎゅーっと凝縮された!!それ全部お湯と一緒に捨てちゃって一体何を味わうっていうんですか
ー!!鯖に対する謝罪と賠償を要求しますよ?!」
※撮影中断
視聴者の皆様へ
当番組はゲストによるナビゲーターへの猛抗議により撮影の続行が困難であるとし、放映を中止いたします。
もうひとつあるよ!→(無自覚に)残酷な天使のテーゼ